IT化が進む中、IT業界ではプログラマーの不足が問題となっている。他の業界でも同様の現象は起きているが、IT業界は特に顕著である。有能なプログラマーはフリーランスとして独立開業をしたり、海外の企業に転身したり、家庭の事情で離職しているのが実態だ。プログラマーの待遇改善は近年、劇的な勢いで進んでおり、賃金や勤務体系の改革が急ピッチで進められている。そのため若手プログラマーの人口は今後増加する流れが出来ているが、その教育係ともいえる中堅層の正社員プログラマーがどの企業でも不足しているのが現状だ。
その不足している30代から40代後半の有能な人材を、他の業界からヘッドハンティングしたいと考えているIT企業の経営者が今たくさんいる。中途採用でプログラマーになるには、IT業界での経験が必須だと思っている人も多いが、人手不足が続いているため今は未経験者であっても採用されやすい。もちろんIT業界に在籍していた方が有利だが、独学でC言語やJavaなどを学んでいる人材であれば、全くの未経験でも大手IT企業にプログラマー候補として入社出来る可能性があるのだ。なかでも、将来の若手育成係として、30代から40代後半のIT力に秀でた人材を様々なIT企業が必死になって探している。
WEBデザイナーとして長年働いてきた者、サーバー保守やシステムエンジニアとして勤務経験が豊富な者であれば、プログラマーの素質があるとみなされ、未経験でも正社員として有利な条件で転職出来る可能性が高いだろう。